髻中明珠~法華経という最上の教え
皆さんおはようございます
ご参拝ご苦労様です
まず最初に皆さんに報告があります それは 今月(2017年9月)から来年(2018年)の8月末まで ハワイ仏教連盟において私たち日蓮宗が曹洞宗と共に当番となりました そして 私がハワイ仏教連盟の会長を務めることになりました これは 7宗派で構成するハワイ仏教連盟は3つのグループに分けられていて 日蓮宗と曹洞宗が一つのグループ 本派本願寺と東本願寺が一つのグループ そして 天台宗と高野山真言宗と浄土宗が一つのグループとなっています この3つのグループが交替で当番を決め ハワイ仏教連盟を運営しています 具体的には 12月最初の日曜日に行われる成道会 お釈迦様が悟りを開かれたことをお祝いする法要と 4月の最初の日曜日に行われる灌仏会 お釈迦様がお生まれになったことをお祝いする法要を企画運営実行します この二つの行事が最も大きなものですが それ以外にもいろいろとあります 例えば メモリアルデーに全ての宗派の代表が集まってパンチボール国立墓地で慰霊法要を行っています また マキキ墓地やモイリリ墓地 パンチボールでもお盆法要を行っています 特に来年2018年は 最初の日系移民がハワイに到着した明治元年からちょうど150年ということで 沢山の行事が予定されており ハワイ仏教連盟でもお祝いの行事をいろいろと検討しているところです これらに加えて 昨年12月に真珠湾で行った日米両方の犠牲者に対する慰霊法要 更には先月8月15日に行ったホノウリウリでの慰霊法要も今年からハワイ仏教連盟の行事として協力することにしました 当番としていろいろなことを積極的に行う立場となりましたので メンバーの皆さんにもご協力頂くことが多々あると思います 御理解並びに御協力をお願いします
さて 久しぶりに法華七喩についてお話ししたいと思います 今日お話しするのは 法華経第14章安楽行品に説かれる第6の比喩 髻中明珠の喩です
この喩は少しわかりにくいかもしれません この喩の重要なポイントは 王様が頭上で束ねた髪の毛につけた宝石は 本当に大きな功績を挙げたものにしか与えない 何故ならそれは王様にとって非常に大切で 王様の象徴ともいえるような宝石だからである 沢山の教えの中で 法華経はそれと同じように大切な そして最高の教えであるということです
人の体の中で最も大切なところは頭です 腕や足を失くしても生きて行くことができますが 頭を失くしては生きて行くことはできません その大切な頭の上につける宝石は これまたとても大切なものであることを意味しています それは なかなかあげないということからもわかります 他の物はいろいろなものを褒美としてあげますが その宝石だけは殆どあげることはないといいます いかに大切かを強く表しています
この安楽行品というのは 仏様が亡くなった後 悪世において 法華経の教えを説く者の心構えを説いています 法華経を信仰する者は その教えを人にも説かなければならないと言われています ですから 法華経の教えを説く者というのは お坊さんだけではなく メンバーなど一般の人も含めたものだと理解して下さい つまり 法華経を信仰する人全てのための心構えを説いた章であるということです 具体的には 第1に体に関すること 身の処し方について 第2には言葉に関すること 教えを説く時の言葉や態度について 第3には 教えを説く者の心の持ち方について 第4には法華経を信仰する者が 他の人々を救うよう誓願をおこさせるものとなっています このようなことを説いた後に 法華経の素晴らしさをもう一度理解するためにこの比喩があるのです
王様が最後まで隠しておくような 最上の教えである法華経を私たちが信仰していることをきちんと理解して下さい そしてその功徳を頂くために 最も簡潔で最上の方法が 今日私達が行ったお題目をお唱えするということをことを忘れないで下さい
2017年9月24日